2017年1月20日金曜日

大学院進学前に考えること(4)

入ることよりも大事なのは、出たときのことだ。自分が博士号までとるのに何年かかるかを考える。10年後として、その時にちゃんと就職があるかどうかを考える。たとえ優秀な研究者であっても、仕事がなければ食べていけない。では就職が見つからなかったときに自分はどうするのか、を決めておかなければ楽天的に過ぎる。○年頑張ってだめなら別の仕事をしよう、という考えもいいが、大学院を終えて30歳前後であることを考えれば、選択の幅は広くない。ようするに、だめだったときにどうするかを綿密にシミュレーションしておく必要がある。とはいえ、このことについて楽観的な大学院生が多いのも事実だが、そうでもなければ不安で苦しいからだろう。

博士が100人いる村という動画を見たほうが良い。