大学教員になれる人。
よくあるケースで、まだ研究も何もしていないのに大学院に進んで研究者になりたいという夢を語る学生に出会うのだが、それは大学教員という職業やステータスに対する憧れであって、十中八九大学教員には向いていない人だ。理想としては、研究が好きで好きで夢中になって研究している間に学位をとり、業績も十分あり、教暦(教育経験)もついて、結果として大学教員になることだが、実際は難しい。大学教員になりたいという意欲が皆無の人が研究だけに打ち込んでいても、なかなかなれない。なので、8割がた研究に打ち込みつつも、大学教員にいずれなれたらいいな、と思いながら日々努力をする人が大学教員になっているはず。割合は人によってまちまちだろうが、なりたい、だけでなれる職業ではない。