2017年1月1日日曜日

はじめに

文系で大学教員になるというのは、とても狭き門だし、難しいことだ。とりわけ、確実性が非常に低い進路であるのに、求められる要件は非常に高い。かつ、その要件を満たすために費やす時間が膨大であるがために、重大な機会損失を伴う。なので、大学教員になるというのは、あまりおすすめできる選択肢ではないと思っている。

いっぽうで、2016年に潮目が変わったと思っているところがある。それは公募の数が増えたことや、個々の大学で求められる人材が多様化していることなど、さまざまな理由がある。そこで、おすすめするわけではないけれど、文系で大学教員を目指す人にとって、少しでも有益な情報を提供したいと思う。

もちろん、類書やブログもたくさんあるので、適宜参考にしてほしいけれど、確実性は低い道であるし、ある場合に当てはまっても別の場合にはまったく当てはまらないこともある。個々の時代によって、状況は異なるから、それぞれを自分の場合に勘案して、参考になることだけ参考にしてほしい。