2018年12月5日水曜日

内定を断る

あってはならないことだと思うが、内定が出ていた大学に辞退の連絡をすることがあるかもしれない。複数の大学を受けていて、最初に内定をもらった大学よりレベルの高い大学からも内定を得た場合である。基本的には内定を得て、そこで就職活動を止め、進んでいた公募も自分の都合で辞退する旨を連絡するべきであるが、それを怠りかつ内定をもらってしまったと想定しよう。

最初の大学としてははらわたの煮えくり返る思いがするかもしれない。しかし、より良い大学に職を得られるのだったら、わざわざレベルの低い大学に行く必要はないだろう。

では、どのように連絡をするべきか。まずは迅速に。窓口になっている先生にも事情を可能な限り話して説明すること。「一身上の理由」よりは、具体的にどういうことを思ってそのような仕儀となったかを知ってもらうべきだ。すでに人事採用プロセスが進んでいることが予想されるのであれば、平謝りするしかない。それだけ大勢の人の手を煩わせて教員の就職は現実のものとなる。

あってはいけないことだが、自身のキャリア形成を考えての決断であるなら、誰にもそれを止めることはできない。それでも、やはりあってはいけないことなのだから、そういうことにならないように注意するべきだ。行く気のない大学を受けてもいけないし、内定をもらってそこでいいと思ったのなら、他はすっぱりあきらめて、辞退することだ。