2018年11月9日金曜日

丁寧にするに如くはない

採用してしまった後で、「ああ、失敗だったな」と思ってもその人に辞めてもらうわけにはいかないので、採用人事は慎重にならざるを得ない。人づてに聞いた話だが、これはちょっと、という人材の例があったので紹介する。

着任早々、学科全体の予算で自分用の機材資料を購入。
着任後一年を待たず休暇取得(引き継いでいた仕事も元の担当者に差し戻し)。
復帰時にはまたゼロから仕事を引き継ぎ。

大分レアなケースであり、ご本人の性格にもよると思うのだけれど、学科教員がこの人と以後仕事を積極的にしたいと思うことはないだろう。周囲が甘やかしたから増長したともいえるが、もともとの素質が違ったのだろう。

こういうリスクを回避するのは難しい。したがって、書類や面接以外の場でもすべてを総動員して審査にあたりたいと思う。メールひとつ、電話ひとつ、筆跡ひとつ、すべて丁寧にするに如くはない。それで損をすることがないのなら、なおさら。