一本筋の通った研究をしていても、余技というか、目線や対象を変えることで別のジャンルの研究に接近できることがある。その場合、時間の無駄などと考えずに挑戦してみることを勧める。なぜなら、自身の専門分野が必ずしも開講科目と合致しない場合もあり、学生の関心とあわない可能性も高いが、そうした経験を積んでいれば柔軟にこちらのカードをアレンジすることができる。方法論や対象が同じであっても、見せ方を変えることも出来るだろう。そうした器用さは節操のなさとはまた別モノ。求められている仕事ができるということは自信にもつながるはずだ。乗り越えるまでは不安が多いが、ジャンルをまたいだ研究をするべきだ。