文系大学教員公募
人文系領域で大学教員になることを目指すすべての人に
2097年1月31日木曜日
ごあいさつ
おすすめはまず「はじめに」を読んでいただくと良いです。なんとなくこのサイトの趣旨が汲み取れるはず。あとは順に読んで行っていただいてもよいし、必要なところをサイトバーの記事一覧から選んでもらっても構いません。当初はテーマごとにまとめて2017年のエントリとしていたのですが、それ以降(2018-)はアドバイスがメインです。随時更新。似たような話題があるかもしれませんが、それは重要度が高い話題だからと思って寛恕ください。
どうぞよろしくおねがいします。
2097年1月30日水曜日
このサイトについて(使い道)
役に立つサイト、励まされるサイト、有益かもしれない書籍
http://shakeitupbabynow.web.fc2.com/index.html
http://daigakukyouin.blogspot.jp/2012_09_01_archive.html
http://akt37.blogspot.jp/2013/07/blog-post_21.html
http://blog.goo.ne.jp/chemist_at_univ/e/48b37e11dd77ac7f165d8e9b9103f407
書籍については、出版された時期とまた事情もちがうだろうから、必ずしも役に立つとはいえないが、少しでも有益なことがあれば、読んで損はない。体験談を読むというよりも、考え方を学ぶために読むとよいかもしれない。そして、大学教員を目指そうと思った純真な初心を忘れないでほしい。
2022年1月15日土曜日
1,2年でやめると損をする話。
論理的な人のために書くと、不本意な職場で1,2年我慢するより、本領を発揮できる職場に移るほうがよい。ただし、大学教員でこれをやると、逆効果である。
なぜかというと、大学教員の公募は、あなたが就職する前の年から始まっており、あなたがりしょくする翌年まで続くからである。したがって、1年で就職して、翌年べつの大学に移る(在職中にべつの公募に応募)すると、あなたの在籍期間は2年だが、その大学には4年分のコストをかけている。
これは、隠れたコストなので意識しないかも知れないが、以後あなたは効率の悪い人だという看板をしょって歩くことになる。すくなくとも、まっとうな面接担当者は履歴書のそういう部分に目が行く。なので、「ああ、この人は他人に迷惑をかけながら仕事をしてきた人なのだな」というレッテルを自分からもらいに行っていることになる。
これを避けるには、「そこで働いているヴィジョン」を描けない就職先には、公募の時点でアプライしないことである。これをやる人は、だれも口にはしないが、考えの足りない人というカテゴリーに収容される。結果として、以降数十年にわたって、仕事が減り、収入が減り、評価が下がる。
2021年3月7日日曜日
準備しておいて良かったこと
公募で面接に呼ばれる段になって、先方の大学について調べることがある。
1)自分のポストの前任者について
どういう人材を求めているのか、という参考になる。もちろん、まったく異なるタイプの教員を求めている場合もある。ただ、大学内部でカリキュラム変更の動きがあっても、それが公になるのは実際のカリキュラムが走ってからなので、予測はできない。結果としては、前任者がどういうタイプの人材であったかを調べることが有意義。
2)自分のポスト部局の他の教員について
自分が所属するかも知れない部局の構成員について調べておくべき。これは、具体的には面接官であり得るし、どういう性格の部局なのか、ということを判断する基準にもなる。また、先方のレベル(受験生から見たレベルではなく、構成する教員のレベル)を知ることができる。あまりにおかしな組成であれば、辞退することもできるだろう。
3)(私立大学の場合)大学の沿革や理念について
これは、聞かれることがあるので調べておくにしくはない。
2019年6月27日木曜日
公募で最適解に至ることは少ない
2019年4月18日木曜日
政治のせいではない
無論優れた研究者が職を得るべきだと思うが、優れた研究者の基準は千差万別なので、そんなことを問題にする方が間違っているのである。
2019年4月9日火曜日
大学とは集合
表層的には、意に沿わぬ場合でも仕事をさせられるということがある。これはどこの職場でもいっしょ。
水面下では、自分以外の誰かと一緒に仕事をして、それなりの成績を残さなければならないということ。これは、大学が集合であるということ。
不祥事が起こった大学の評判は下がる。その時に、個々の教員の能力は一切勘案されない。同様に、個々人の能力たる者、大学という組織の中に組み込まれたときに、集合としてのそれになってしまう。では集合としての能力とはどういうことか、というと、故人のレベルに落とし込むなら:
1)顧客(学生)に対するサポート力
2)組織(所属する学部学科)の存続に寄与する能力
である。